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美川自然人クラブ
新聞記事
トミヨすむ 安産川守れ
美川町民が『自然人クラブ』
清掃や観察会を予定
中日新聞写真

 

環境省のレッドデータブックで絶滅危ぐ類に分類されるトミヨをはじめとする手取川流域の生態系を後世に残すため、美川町民の有志約60人は3月21日、「美川自然人クラブ」を設立した。観察会などを定期的に催し、町内外に協力者を増やしていきたい考えだ。

 クラブの設立は、1993年からトミヨの保護活動に取り組んできたボランティア団体「はりんこ塾」が中心になって進めた。清流やわき水がはぐくんだ自然環境の保護を通し、明るくすみ良い地域をつくるのが狙い。

 設立総会は町文化会館であり、会員約30人が出席した。会長に選ばれた赤井栄樹さん(末広町)は「他市町村にはないたくさんの動植物を守っていきたい」と抱負を述べた。竹内信孝町長が祝辞を贈った。

 クラブは町の生涯学習事業「みかわ学園」の五月開校に合わせ、安産(やすまる)川の清掃、水生植物や野鳥などの観察会・学習会などを月に一回程度行っていく予定。

 (松山 義明)

 ◇トミヨ◇ 北海道から日本海側に生息し、石川はその南限。体長約5センチ。背びれに7〜10本のとげがある。雄は水草で球形の巣を造り、雌が中に産卵する。美川町の安産(やすまる)川はトミヨが生息するため、県が永代橋から上流約500メートルを文化財区域に指定。

【上】赤井会長(右から2人目)が自然人クラブの活動について説明した=美川町文化会館で

【下】美川町天然記念物にも指定されるトミヨ=「はりんこ塾」提供

北陸中日新聞 2004年 3月22日(月)記事より 引用

 

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