白山美川伏流水群  「大浜の水」に関する所見

 この白山美川伏流水群「大浜の水」に関する所見とは、平成22年8月17日に採取した水を分析してもらった結果を元に水の”おいしさ”と”快適性”の要件(値)と検査結果を比べてみたものです。

1、"おいしさ"に関する所見

 旧厚生省が昭和60年4月に「おいしい水研究会」を組織し、「おいしい」とする水質要件を提示した。「おいしい水研究会」で提示された要件には、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、炭酸ガスなどが適度に含み、有機物や臭気はきわめて少ないことなどがあげられた。
 この時に示された要件と、今回の分析結果で得られた「大浜の水」の値を比べてみると、全ての項目において、この要件を満足しており、「大浜の水」は"おいしい"と認められる。

"おいしい水"要件との比較

項目
単位
"おいしい水"要件
白山美川伏流水群
大浜の水
蒸発残留物
mg/g
30〜200
90
遊 離 炭 酸
mg/g
3〜30
18
残 留 塩 素
mg/g
0.4以下
有  機  物
mg/g
3以下
0.3未満
硬    度
mg/g
10〜100
49
水    温
20以下
13.7
臭    気
3以下
2未満

 

2、"快適性"に関する所見

 現行の水道水質基準の改定前に、水道水を対象にしてより質の高い水道水を供給するための目標として定められていた項目(快適水質項目)が定められていた。
 この時に示された基準と、今回の分析結果で得られた「大浜の水」の値を比べてみると、全ての項目において、この基準を満足しており、「大浜の水」は"快適性"に優れる水であると認められる。
 なお、快適水質項目の内、今回、明らかに該当しない項目である「2-メチルイソボルネオール」、「ジェオスミン」、「ランゲリア指数」に関しては除外した。

"快適性"基準との比較

項目
解     説
単位
基準値
白山美川伏流水群大浜の水
マンガン
地殻中に広く分布しており、軟マンガン鉱等に多く含まれる、水中にマンガンが多いと黒い色をつける。
mg/g
0.01以下
0.002
アルミニウム
地球の表面に存在する元素で3番目に多く、金属では最も多い。化合物である明ばんは昔から水の清澄剤として用いられている。濃度が高いと白濁水の原因となる。
mg/g
0.2以下
0.06
残留塩素
水中に塩素を注入し、水中に残留した有効塩素をいう。
mg/g
1以下
臭気強度
検水の臭気をほとんど感知できなくなるまで無臭味水で希釈し、その希釈倍率によって示される臭気の強さ。
3以下
2未満
遊離炭酸
水中に溶解している炭酸ガスのこと。
mg/g
20以下
18
有機物等
水中に存在する有機物等の被酸化性物質量を示すもの。
mg/g
3以下
0.3未満
硬度
水中のカルシウムイオン(カルシウム硬度)及びマグネシウムイオン(マグネシウム硬度)の量を、これに対応する炭酸カルシウム量に換算したもの。
mg/g
10以上 100以下
49
蒸発残留物
水を蒸発乾固させて時に残る物質。
mg/g
30以上 200以下
90
濁度
水の濁りの程度。精製水1g中に標準カオリン1mgを含むときの濁りに相当するものを1度としている。
給水栓で1以下
0.3
pH
水素イオンのモル濃度の逆数の常用対数値。pH7は中性、7より値が小さくなるほど酸性が強くなり、大きくなるほどアルカリ性が強くなる。
7.5程度
6.9

 結果として、”おいしい水”と”快適性”のいずれの基準にも充分満たした水であることが実証されました。

 ミネラルの少ない良質な軟水で、お茶・コーヒー・焼酎の水割りなど、香りを大切にするものにはとても良い
  効果がある水です。
 また、ご飯を炊くときの水に用いると、良い香りのおいしいご飯になるそうです。
 そして、軟水は昆布やカツオの出し汁に使用すると効果抜群です。

  ★ご飯をおいしくする水
  ★お茶、コーヒーをおいしくする水
  ★出汁を摂るのに最適な水
  ★そのまま飲んでも”おいしい水”

 素晴らしい湧水です。  さぁ〜! ペットボトルを持って白山美川伏流水群へ!
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