平成の名水百選


は く さ ん み か わ ふ く り ゅ う す い ぐ ん

白山美川伏流水群


 『平成の名水百選』は平成20年6月、全国各地の湧水、河川、用水、地下水の中から100ヵ所が選ばれました。環境省が同年7月に開催の「洞爺湖サミット」が環境問題を中心とした議題になる事をきっかけに選定したものと言われています。

 昭和60年に『名水百選』が選定され、この(昭和の)「名水百選」から20年以上が経過していることから、周辺の状況が変化している可能性がありました。環境省では環境や社会情勢の変化も踏まえ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水の水環境の中でも、特に地域住民による自主的かつ継続的な水環境の保全活動が行われているものを、現在の「名水百選」に加え、平成の名水百選」として選定を行い、100箇所を選定したもので、全国の名水百選は併せて200選となりました。

石川県からは今回4箇所選定され、昭和の名水百選の3箇所と合わせ、計7箇所となりました。その中でも白山水系の湧水が4箇所となっています。昭和の名水百選で1箇所、平成の名水百選では3箇所になります。

白山百年伏流水(霊峰白山を源とした伏流水が100年かけて湧き出る命の水)
百年前(生まれる前)の水を飲んでみたいと思いませんか?
歴史と文化・生命の息吹を感じると思います。霊峰白山は水の神様・女神様です。

白山美川伏流水群公式ホームページ  白山美川伏流水群湧水マップ(PDF)

蓮池の水蓮池の水画像

呉竹水荘呉竹の荘画像

お台場の水
お台場の水画像

安産銘水
やすまる銘水画像

大浜の水
大浜の水画像

安産川(やすまるがわ)  
   巣作り子育てをする、可愛い珍しい淡水魚トミヨが生息する湧水の川

 安産川は霊峰白山を源とする手取川(一級河川)の最下流部に合流する支流です。手取川の支流の内、最も下流部河口に近い河川です。源流は河口より約4km上流の白山市水島地内で、河口は手取川の河口付近(白山市美川地域)で合流します。登録上では一級河川で源流は白山市長屋町、河口は白山市永代町で全長2,2kmとされています。
  流域は手取川扇状地の最も先端部に位置するため、過去よりその流れの殆どは地下水が湧き出たものです。流れの殆どが白山手取川の伏流水であるので、水温は冷たく、夏でも14〜20度を上まることはありません。生活に密着した信仰の川で、昔からの言い伝えでその川の水を飲むと子宝・安産に恵まれると言われていました。
 安産川は手取川扇状地の最下流でありながら、水は済みきっており、低温であることから、梅花藻やミクリ・フサモなどの水草が豊富で、湧水域に生息する淡水魚トミヨ(当地では通称「はりんこ」)やシマドジョウ・スナヤツメなどの魚類が多く生息しています。以前から地域の住民の生活に密接に関わっていたこともあり、農業水・飲料水・洗濯・食品加工などに利用されています。

安産川の流れと清流の証である水草「ナガエミクリ」
安産川とナガエミクリ 

湧水のシンボル的な水草「梅花藻(バイカモ)」
湧水のシンボル バイカモ 安産川で見ることが出来る水草

湧き水「安産銘水」が流れ込む「親水公園」
安産川親水公園

安産桜と安産日吉神社
安産桜と安産日吉神社
良き出逢いと安産の社 安産 子授け 子宝 安産祈願 安産参り

白山美川伏流水群マップ

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白山美川伏流水群は、日本三名山の一つであり、水の神様と言われる霊峰白山を源とし
た手取川の伏流水が100年の歳月を経て湧き出す、日本を代表する湧水と言えます。

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